茶道教室に行きたいけど、何を持っていけば良いの?
どんな服装で行けば良い?
はじめてのことは分からないことばかりよね。
でも、この記事を見れば、準備万端です!
はじめに。
茶道に興味を持ち、これから茶道教室に通い始める方に向けて、
あらかじめ知っておきたい情報を紹介いたします。
あくまでも一般的な情報ですので、詳しくは各教室に問い合わせましょう。
持ち物
はじめて茶道教室に行くときに最低限必要な持ち物は以下の通りです。
※教室によっては、初回のみ一部貸し出しをしてくれることもあるので、
以下を参考に、各教室へご自身でお問い合わせをお願いします。
では具体的に説明していきます!
御月謝
各教室から提示される金額を
蝶結び(花結び)ののし袋にお包みします。
のし袋の表書きには、
上部中央に「御月謝」、
上部左側に「〇〇先生(教室の先生の名前)」、
下部中央に「自分の氏名」を書きましょう。
御挨拶
お月謝と同等の金額をお月謝と同じ様にお包みします。
これは、お月謝とはべつで、
これから茶道教室でお世話になる先生に対して、
「ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。」
という意味を込めてお包みします。
のし袋の表書きには、
上部中央に「御挨拶」、
上部左側に「〇〇先生(教室の先生の名前)」、
下部中央に「自分の氏名」を書きましょう。
お干菓子(おひがし)
御挨拶と同様に、日持ちのするお菓子も用意しておきましょう。
茶道教室で食べられるように、お抹茶に合うお菓子が望ましいので、お干菓子がピッタリです。
お干菓子とは、その名の通り乾いた和菓子のことで、金平糖や煎餅のことを言います。
メモ・筆記用具
茶道教室で教えていただいたことを記録するためにメモと筆記用具は必須です。
ただし、先生によってはお稽古中はメモ禁止というところもあるので、あらかじめ先生に了承を得て、ほかの先輩方を見習って行動しましょう。
その場でメモできない場合は、
お稽古が終わってから思い出しながら
紙に書き出しておきましょう!
懐紙(かいし)・楊枝(ようじ)
懐紙は、お菓子を乗せるための紙です。
色や模様のついた懐紙もありますが、まずは白い無地の懐紙を選びましょう。
楊枝は、お菓子を取って食べるためのものです。
ようじは通常、金属製でできたもので、ようじ入れに入っています。
懐紙とようじは、セットになったものをお店やネット通販で、安くで購入することができます。
まずはお試しで買ってみるのも良いでしょう。
帛紗(ふくさ)
帛紗は、お道具を清めるためのものです。
お点前をする際には必ず必要です。
ただ、茶道を初めて習う方が茶道教室に入られる場合は、
お点前よりも先にお客さんとしてお茶席に招かれたときの作法を学びます。
なので、茶道教室によっては、初回は必要ないこともあります。
帛紗は、手持ちがあればそれで良いですが、もし新たに購入する必要がある場合は、茶道教室に確認してから購入しましょう。
というのも、帛紗は茶道具のお店に見に行って選ぶ必要があり、お値段は決して安くはありません。
また、流派によって使用する帛紗のサイズや柄などが異なります。
帛紗が必要になり購入する際には、茶道教室か、茶道具のお店の方に必ず確認しましょう
茶道具のお店は、露店の場合もあれば、百貨店に入っている場合もあります。
茶道教室の方にどのお店が良いか聞いてみると良いでしょう。
帛紗の種類や選び方については
以下の記事も参考にしてください。
白靴下
通常、茶道では着物を着るため、足袋を履くのですが、
初心者向けの茶道教室では、多くのところが私服でもOKとなっております。
私服で行く場合は、足袋の代わりに白靴下を持っていきましょう。
履いてきた靴下をそのまま使ったらだめなの?
外で履いてきた靴下のまま人の家にあがるのは失礼にあたります。
外で履いてきた靴下は、どうしても汚れがつきますよね。
その汚れた靴下のまま人の家にあがるのは失礼なので、
玄関先で靴下を新しく履き替えるのが良いマナーと言えます。
茶道教室でも同様に、綺麗な畳の上にあがる前に、新しい靴下に履き替えましょう。
お稽古着
茶道をする時には、着物の懐に古帛紗や懐紙などを入れます。
ただ、私服でお稽古をする場合は、着物のような懐紙などを入れるところがないので、着物の代わりにお稽古着をつけます。
服装については、下で詳しく説明しています。
こちらも帛紗と同じく、茶道教室に必要かどうか確認してから購入しましょう。
私は好きな生地を買ってきて、
ミシンで手作りしましたよ!
(必要であれば)正座椅子
正座椅子は、正座した脚の下に敷くもので、脚に隙間を作ることで、脚の痺れを防ぐことができます。
茶道教室によっては、椅子に座ってお稽古ができるところもありますが、そうでないところでは、お稽古中は基本ずっと正座をしていなければなりません。
そのため、正座に慣れていない方は正座椅子を買うと、長時間のお稽古も安心です。
正座椅子には、しっかりした肘置きのようなタイプや、軽くて折り畳み可能なタイプなど、いろいろな素材や形のものがあるので、ご自身に合ったものを買ってみると良いでしょう。
服装(私服の場合)
では続いて、茶道教室に行くときの相応しい服装を紹介いたします。
茶道教室によって、着物の着付けが必要な教室もあれば、私服でも大丈夫な教室もあります。
女性の場合
和装(着物)
着物の生地は正絹(しょうけん)が最もふさわしいとされています。
ただし、正絹のお着物は高価で、クリーニングに出す必要があるなどお手入れも難しいので、他の素材のお着物でも参加することは可能です。
茶道のお稽古では、お抹茶やお湯がお着物についてしまうこともあります。なので、事前にお教室に相談して、ポリエステルなどの合繊のお着物を着用すると良いでしょう。
着物の柄や色について、柄は無地や小紋(こもん)、色は落ち着いた色が好ましいとされています。
また、半襟の色は白の無地で、帯留めは使用しないようにしましょう。茶碗などのお茶道具に帯留めが当たって、お茶道具が傷つくことを避けるためです。
着物の着付けができないんだけど、
どうしたらいい?
着物が着れなくても
お稽古に参加することができますよ!
着物の着付けが不安な方は、はじめから私服OKの教室に通うか、教室に一度相談してみましょう。
教室によっては、着物の着付けを教えてくださる先生もいらっしゃいます。また、Youtubeなどで自分で練習してみるのも良いでしょう。
着物以外
基本は、膝下のスカートを履いて、お稽古着をつけていれば、どんな服装でもOKです。
ただし、肌の露出の多い服装や派手な服装は控え、指輪やネックレスなどのアクセサリー類は外しましょう。
また、髪の毛が長い方は、結んでまとめておきましょう。
アクセサリー類がお道具と触れると、お道具が傷ついたり、色がはげてしまうことがあるからです。
お稽古着は、以下のようなベストタイプでポケットのついている洗濯可能なものを選ぶと良いでしょう。
男性の場合
和装(着物に袴)
染めの紋付着物に袴が最もふさわしいとされます。
ただし、着付けができない場合は、私服OKの教室を選ぶか、行こうと思っている教室に一度相談してみましょう。
和装以外
和装以外だと、正式なお茶会に招かれたときはフォーマルスーツが基本です。
しかし、普段のお稽古であれば、長ズボンにシャツで良いでしょう。
また、腕時計などのアクセサリーは、お茶道具を傷つける恐れがあるので外していきましょう。
茶道を始める年齢って決まりがあるの?
結論から言うと、始める年齢に決まりや制限はありません!
実際に、幼稚園児や小学生でも茶道を習っていたり、逆に年配の方が全く知らない状態から茶道を始めることもあります。
ただし、特定の年齢層を対象とした教室やセミナーなどもありますので、事前に自分に合った教室を見極める必要があります。
予備知識ってなにか必要?
基本的には予備知識は必要ありません。
茶道は全くの初心者でも学べる伝統文化なので、少しでも興味があればどなたでも大歓迎です!
ただ、教室によって初心者向け~上級者向けまで様々なランクがありますので、事前に自分に合ったランクの教室を見つけましょう。
最後に。まとめ
今回は、茶道教室に通うために必要な持ち物と服装などを紹介いたしました。
茶道教室によって、用意しなければならないものは異なるので、
事前に茶道教室に問い合わせてから準備しましょう。
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